私は現在63歳で、間も無く64歳になります。男性の健康寿命と言われている73歳前後となると残された健康寿命は10年あるかないかです。そう考えると少ない感じがするので、「このまま現状維持でいこう」とついつい思ってしまいがちですが、実は還暦を過ぎた60歳以降は人生を楽しめる自由度がかなり多く、充実期だと最近感じています。体力的には劣ってきていますが、それでもこれまでの経験値はそれなりに役に立ちます。
仕事面では概ね、収入も少なくはなりますが、子育ても終わり、また、家のローンを持っている人も利息分がかなり少なくなり先が見える時期です。60代になると学費や住宅ローンといった大きな出費もなくなりますので、多くの人は貯蓄も老後費用さえ確保していけば良いわけです。
少し前まで、老後費用2,000万円問題が騒がれていましたが、それが3,000万円になり、4,000万円になりといった具合に額が増えています。おそらく年金だけでは生活できない時代なので、このくらいないとダメなのだという金額なのでしょう。でも実際に、60歳以降でも収入は減るものの仕事をしていますし、70歳くらいまではアルバイトなどで何かしらの収入を得るのだと思います。
住宅や学費目的の貯蓄と違い、老後資金への貯蓄って、なかなか前向きにできません。貯蓄目的は、おおよそ、働けなくなって収入が途絶えた時に、年金だけでは生活が成り立たないための生活費補填だと思います。
私も現在は個人事業主(フリーランス)でささやかながら収入を得て、60歳から繰上げ受給している年金と合わせて生計を立てています。
幸い私の場合は月の年金額から公共料金や家賃を支払っても3万円程度残りますが、3万円では食費や旅行は楽しめないため、アルバイトや業務委託などでプラスαの収入を得ています。そのため旅行やグルメ旅なども楽しめていますが、そうはいってもいつまで続けられるかはわかりません。
病気や事故で働けなくなれば年金が頼りにはなりますが、収入が途絶えてしまえば、不足分は貯蓄で補うことになります。そのための貯蓄ですのでなかなか気が向きません。
自分が亡くなった場合は葬儀費用が必要になりますが、コロナ禍以降、葬儀も家族葬や少人数で行うケースも増えてきており、特に高齢者の場合は、その傾向が強い感じです。実際に私の身内の葬儀も家族葬でした。家族葬のような少人数での葬儀費用は比較的低予算で抑えられるメリットがあります。
それでも残された家族が負担するのでそれなりの金額は用意する必要があります。100万円や200万円を60歳過ぎてから貯蓄するにはかなりの無理がありますので、私は年間2万円弱の掛け金を支払って民間の「葬儀保険」に加入しています。年1回払いの掛け捨てですが万一、葬儀が必要になった場合は、私の場合ですと長男が受取人なので、原則、翌営業日には保険金が振り込まれる保険です。死亡保険は保険金が給付されるまで数日かかりますので、葬儀費用は一時、残された家族が払うことになりますが、葬儀保険は金融機関の営業日であれば翌日もしくは翌々日には受取人に振り込まれる保険金ですので、この保険金で葬儀を賄えるため、死後の費用の担保として使えます。葬儀保険の納める金額は年齢が上がるごとに増えていきますので、どこかのタイミングで預貯金と葬儀費用、その後に支払う保険金との差額などを見直して解約することも可能です。私は葬儀費用まで貯めるとなると無理なので、自己投資と思い葬儀保険に入っています。この保険によって後は生きるために不足する貯蓄をしていくことになります。
働けなくなって収入が途絶えた時に、年金だけで賄えない金額は人それぞれ違いますが、仮に70歳〜85歳までの15年間で考えてみました。あくまでもこれは単身者での費用ですので、配偶者がいる場合は必要額はもう少し多くなります。
月5万円不足ならば年間で60万円。15年だと900万円。
月8万円不足ならば年間で96万円。15年だと1,440万円。
月10万円不足ならば年間で120万円。15年だと1,800万円。
ざっと、こんな感じです。
健康を維持できて70歳以上でも不足分の収入を得られれば必要額も減少できます。住宅や学費、車のローンなどの費用は終わりの目処が分かりますが、老後費用だけは分かりません。人間の寿命なのでいつ終わるかが見えないため、このことからも「長生きは金銭的リスクが高い」とも言われます。
65歳以上の単身男性の1か月での生活費は概ね16万円程度と言われています。つまり「人1人が生きていくための毎月の金額の目安」 が15万円〜16万円前後ということになります。
私の場合、これに当てはめるとなると年金で不足する5〜6万円程度を補う必要があります。葬儀費用は前述の葬儀保険で賄えますので生きていくための費用として働けなくなって収入が途絶えた際の不足分を貯蓄していく必要性があります。
多めに計算して6万円を補填するのであれば年間72万円、15年ならば1,080万円を貯蓄する必要があります。
私は58歳の時に自己破産してしまったため、還暦を迎えた60歳の時は貯蓄ゼロです。それ以降現在までは、生活再建を優先していたので、 『貯蓄よりも生活の安定を図ること』に注力 していました。金融機関からの信用回復のために保証金を預けるデポジット型クレジットカードで実績を積んで信用の回復を図ってきました。自己破産から7年程度かかって、ようやく生活基盤が安定し始めました。そのため、これからその老後の補填金額を準備していく必要があるわけですが、収入だって年金合わせても大学新卒初任給並みですから、そんなに貯められません。
もともと楽観的な考えを持っているので、それほど危機感は持っていませんが、それでも将来必ず来るべきであろう「働けなくなる時」に備える必要はありますが、お金はあればあったで良いですが、どうも老後資金はモチベーションが上がりません。
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